研修会便り

第1号
「障害に対する理解を深める」

「タットン会の最中、安全面を考えお子様に反対のコートに移動してもらおうとしたが、気持ちがうまく伝わらず、こちらに抵抗するような行動をとられてしまった」
そのような際、どのような対策をとるべきでしょうか?事務局の話し合いで出た意見を以下にまとめてみました
どのように声をかけたらいいか?
・やさしい口調で声をかける
 当たり前かも知れませんが、やはり強い口調で言ってしまうとどんな提案でも相手には不快に聞こえてしまいます。
 「あっちに行こう」→「あっちに行こうね」など
 名前を呼んであげるのも大切な事です。

・あくまで決定は相手に任せる
 「強制ではない」という事を相手に伝える。強制してしまうとこれも不快に感じてしまいます。
 「あっちでやるよ」→「こっち側は危ないからあっち側に行って遊ぼうか?」など

・相手と信頼関係のある人に頼む(ご両親や仲の良い人たち)
 こちらがどんな対応でも、やはり相手には好きなタイプ、苦手なタイプがでてしまうので普段遊んでいる人などに任せてみる。
 初めて参加されたボランティアさんには特にこれが有効だと思います。


移動してもらえない場合の対処
・ルールを作って、ゲーム間隔で移動する。
 「5回打ったら交代」など、移動するまでの余地を作る。

・視覚に訴える
 言葉で通じない場合、文字を書いて見せるなどの方法も有効かもしれない。

・周りの人に声をかける
 周りの人が動ける場合、危険な範囲から遠ざかる。

・他の人と合同でやる
 隣の人と合同にする事でお互いのボランティアさんが気をつけ、危険を回避する。


上記はあくまで一例ですが、このような参考例を念頭に置いておくだけでも避けられる危険があります。
お互いの理解を深め、怪我の無いよう心がけましょう。

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